子どもがよく風邪を引く理由

子どもがよく風邪を引く理由

子どもがよく風邪を引く理由

毎日の鼻水、咳などの症状はすべて、風邪が原因ではありません。呼吸気道のアレルギー症状と風邪の症状はとても似ています。一般的に言えば、風邪はウイルス、あるいは細菌の感染を受けて起こす病気で、鼻水、咳の他に、のどが痛く、発熱することも伴っていて、食欲及び体力も弱くなっていきます。

但し、アレルギー体質の子どもは、鼻水が出る咳をするなどの症状があっても、それは風邪の原因ではなく環境の影響です。例えば、突然の温度の変化、外は暑いので冷房をつけた家で過ごし、外では自動車の排気、ペンキ塗り立ての部屋、朝起きた時の布団のほこり、小猫、小犬と遊んだ時の毛髪、強烈な運動などなど、これらの原因により、鼻水が出たり咳をおこします。子どもたちの食欲が正常であるにもかかわらず、くしゃみ、鼻水、咳がよく出る子どもには、風邪以外の原因があると考えたほうがよいでしょう。

アレルギー体質の子どもは過敏です。その原因はとても多く、くしゃみ、鼻水、咳などに現れます。同時に子どもはよく汗をかきます。特に夜寝ている時に髪の毛まで濡れたり、皮膚がかゆい、手肘、膝下の部分に湿疹が出る、目をよくこする、目の周りが黒っぽくなる(いつも薬を服用している)、よくお腹が痛い(脹気)、呼吸が激しくなる症状(喘息)などもあります。これらすべてはアレルギー体質の子どもの特別な症状です。

では、そもそもなぜアレルギー体質になるのか?
私たちの体内は免疫反応をもっていて、外部と内部の環境を調節しています。外の異物は体内に侵入し免疫機能が働き、異物から体内の健康を保っています。アレルギー体質の子どもを持っている親たちは、家の環境を綺麗にかたづけてほこりを減少しなければなりません。アレルギー体質の子どもの気道は、過敏な発炎反応が存在し、過敏物質に合ったら、(例えば、ほこり、動物の毛、綿のせんい、ばい菌、化学異味、タバコのにおいなど)くしゃみ、鼻水、咳が出たり、あるいは喘息や発作が出る場合もあります。

アレルギー体質の子どもには、いっぱい運動をさせ、太陽を浴びさせるとよいでしょう。さらに、一番よいのは水泳を習わせる(過敏の症状にとても有効です)ことです。また、冷たい食物を与えないように気をつけてください。こうすれば、もう我が家の子どもがよく風邪をひくことで悩まないですむでしょう。